玉掛け技能講習に合格するためには、筆記試験と実技試験の両方に合格する必要があります。
国家資格としては、比較的簡単な方ではあります。
しかし、厳しい講師にあたってしまった場合は、落ちる人は一定数存在します。
とはいえ、合格するためのポイントを押さえておけば、不合格の可能性を大幅に下げることができます。
筆記試験では、講師の話をしっかり聞くことが大事でして、忘れずにメモをするだけで、合格の可能性が一気に高まります。
実技試験では、試験本番で焦らないことが重要でして、事前に玉掛けについて予習しておくことで、スムーズに動作を覚えることができます。
本記事では、絶対に不合格になりたくない方に向けて、試験で合格するコツを解説していきます。
筆記試験編
講師の話をしっかり聞く
筆記試験の合格点は、全体の6割です。
マークシート形式でして、出題文を読んで正しい選択しを選んで塗りつぶす形です。
試験問題は、講習の中で主題ポイントをくわしく教えてもらえることが多いです。
出題のされ方や、覚えておくべき用語までヒントとしてもらえることがあります。
そのため、聞き逃さないように講義に集中することが必要です。
逆に言えば、どれだけ玉掛けの知識があっても、講習を聞いていなければ合格の点数を取るのがかなり難しいといえます。
前日は睡眠が大事
講習の内容は、正直に申し上げるとすると、かなりつまらない内容がほとんどです。
仕事で役に立つ知識は、全体の2割程度です。
後の8割は、物理の小難しい定義の話や法律の細かい用語など、実生活で全く使わないものです。
また、講習を担当する人によっては、教え方があまり上手ではなく、聞いているだけで眠くなる人もいます。
とはいえ、寝てしまったら出題ポイントを聞き逃してしまうことになります。
そのため、前日は睡眠をしっかりとり、講習の途中にもカフェインを取るなどして、絶対に眠らない努力が必要となります。
メモをする
講習をしっかり聞くだけでは、少し足りません。
出題ポイントとして教えてもらった点を、もらったテキストに細かくメモしていくことが必須になります。
メモするポイントとしては、前後の文脈をある程度理解しておくことです。
たくさんの用語を覚える必要があるため、流れの中で記憶しないと、試験本番でマークシートの出題文に迷うことになります。
地味な作業ですが、メモをして何度も復習することで、合格ラインの6割の点を取ることができます。
遅刻しない
当たり前のことですが、講義に遅刻しないのも重要なことです。
講義の合間には、10分くらいの休憩時間が設定されます。
5分くらいの遅刻であれば許されますが、10分以上になると教室に入れてもらえなくなることがあります。
このあたりの基準は、講師によってかなり異なってきますが、15分を過ぎると確実に不合格となると考えて良いです。
比較的簡単な試験とはいえ、国家資格であるため、例外のケースを作ることができないためです。
実技試験編
焦らない
玉掛け技能講習に落ちる人は、筆記試験よりも実技試験で点数に足らないケースがほとんどです。
そして落ちる人に共通していえることは、緊張のし過ぎで焦り過ぎていることです。
知らない人が注目する中で、習ったばかりのことを次々と実行していく必要があるため、どうしても焦ってしまう人がいます。
また、ミスをしてしまうことで、余計に緊張してしまいさらに大きな失敗を重ねてしまうことになります。
不合格の目安
不合格の目安となるのは、小さなミスが3回くらい重ねてしまったり、大きなミスを1回してしまうことです。
合図を間違えて、危険な指示をしてしまうのが、大きなミスとなります。
さらに、制限時間が設けられていまして、時間をオーバーしても不合格になります。
とはいえ、時間は多めに設定されていまして、半日以上かけて徹底的に動作を習っていくため、そこまで心配する必要はありません。
試験本番で落ち着きさえ取り戻せたら、特別な心配はしなくて良い試験なのです。
知っている人に聞いて軽く予習しておく
玉掛け技能講習について、内容をスムーズに理解するためには、事前に軽く予習しておくと良いです。
知識がゼロの状態よりも、何となくの雰囲気でもつかめていれば、理解が進みやすいためです。
例えば、仕事場で目にする機会があれば、少しだけ触らせてもらったり、使っている人をよく見ておくことをオススメします。
資格の持つ意味についてよく理解していけば、当日の憂鬱になりそうな講義の時間も、少し有意義なものへと変化していくことを期待できます。
合格のコツまとめ
- 講義をしっかり聞いて、前後の内容を理解しながらテキストにメモをしていく。遅刻に厳しい人もいるため、時間を厳守する必要。
- 事前に軽く予習しておくことで、当日の講習の内容が頭に入りやすくなる。焦り過ぎてしまう人が落ちるので、時間がたっぷりあることを思い出して、落ち着いて試験に臨むことが最も重要。
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