玉掛け技能講習の筆記テストでは、『玉掛け用具について』の知識が問われます。
ウェイトとしては、全体の3割くらいです。
必ず出題されるポイントを選び抜いているため、軽く目を通してみてください。
用語を覚えるだけですので、かなり点が取りやすい分野といえます。
ワイヤロープ
ワイヤロープについては、『どのような構成になっているか』と『端末処理の種類』について知っておく必要があります。
ワイヤロープの構成
キーワードとしては、心綱とストランド、素線です。
素線が数十本合わさってストランドを作り、中心に心綱があるイメージです。
同じ径のワイヤーロープでも、
素数が細く数の多いワイヤーロープほど柔軟性
があります。
また、
各ストランドの中心に心綱のあるものはさらに柔軟性
があります。
覚え方としては、ワイヤーロープの断面図を見ながら、素線とストランドがどれを指すか理解していくと良いです。
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ワイヤーロープの端末処理
出題されるワイヤーロープの端末処理は、両端アイスプライスと両端圧縮止めです。
この2つの用語を丸暗記すれば、それでオーケーです。
注意すべきポイントは、
台付けワイヤロープとして加工されたものは、玉掛け用には使用しない
ことです。
台付けワイヤーロープは、玉掛けワイヤーロープは、外見上かなり似ています。
トラックに乗る荷を縛るために、台付けワイヤーロープが使われます。
作り方が違うため、台付けワイヤーロープは、玉掛けに使うと大きな事故の原因となります。
ワイヤーロープの使用上の注意事項
たまかけワイヤーロープが傷つきやすい箇所には、
必ずあてもの
をする。
接触部が一番傷みやすいため、荷が鋭利なモノであれば必ずあてものが必要になります。
ベルトスリング
ベルトスリングについて覚えるポイントはたった一つでして、
水や油などにぬれると、すべりやすくなるので注意する
ことです。
つりクランプ
使用上の注意事項はいくつかありますが、試験で主題するポイントはひとつです。
クランプの温度が150℃以上になるような、高温物の玉掛けに使用しない
ことです。
150℃という数字をしっかり覚えておく必要があります。
熱が加わると、つりクランプが変形して本来の機能が消えていくことになります。
玉掛け用具の点検
点検をして、使用をすると禁止を決めたものに対しては、
切断するなどして再び使用できない
ようにすることが大事です。
NGとなったものをそのまま保管しておくと、別の誰かが知らずに使用してしまい、事故の原因となります。
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