『施工管理(現場監督)の仕事がきつい・しんどいと感じる』
『仕事のストレスを減らす方法を知りたい』
『みんなの対処法を聞いてみたい』
『どうしてもストレスに対処できなかったら?』
施工管理の仕事は、日本にあるさまざまな仕事の中でも、トップレベルでハードな仕事です。
ですが、「きつい」・「しんどい」と感じても、リアルな悩みを話すことは難しく孤独にストレスを抱える人がいます。
そこで本記事では、施工管理として働く人が、ストレスを感じるさまざまな理由から、対処法までお伝えしていきます。
この記事を読むことで、リアルな悩みの声から、みんなが使っているストレス対処法を知ることができます。
施工管理(現場監督)を辞めようか迷っているあなたは、こちらの記事をどうぞ。
施工管理(現場監督)がきつい・しんどい理由
キツく感じるポイントは、人によってさまざま。
例えば、休みが少なくて身体の疲れがとれなかったり、プライベートの時間がなくなることが嫌な人がいます。
また、中間管理職のような仕事内容がしんどいと感じたり、体育会系の雰囲気に馴染めない人も。
以下から、みんなが「きつい」・「しんどい」と感じる理由について、それぞれ詳しく解説していきます。
中間管理職のような立場がつらい
施工管理の仕事は、中間管理職に似た側面があります。
顧客と会社の上司の間で板挟みになったり、職人さんと会社との間でも同じことが起こります。
どちらか一方の顔を立てると、もう一方の顔が立たなくなるため、両方からの圧力をひとりで受け止める必要があります。
入社前には気づきにくい施工管理のつらい側面といえますね。
身体の疲れがたまりやすい
休みが少ない会社で働く人は、身体の疲れがたまりやすい特徴があります。
なぜなら、たまにある休みは、仕事の疲れで家で休むことになりリフレッシュできないためです。
くわえて、休日にも会社から電話がかかってきたりもするので、心を休めることも難しいです。
心から自由だと感じる時間をまったく持てなくて、しんどいと感じる人が一定数います。
働く時間が長すぎる
施工管理として働き始めた人は、長時間残業を覚悟して入社した人が多いです。
ですが、想像した以上に働く時間が長かったり、やっぱり週に2日は休みたいと感じ始める人もいます。
学生時代の同期と比較して、プライベートを犠牲にしながら働く自分の姿を見て、よりいっそう「しんどい」「きつい」と感じる人もいます。
職人さんの体育会系的な雰囲気になじめない
施工管理として活躍する人には、大人しい人から体育会系な人までいます。
ですが、職人さんの一部には、ゴリゴリの体育会系の人がいて常識が通じにくいことも。
平気で怪我や事故につながるリスクを犯したり、口調が荒々しかったりして、向き合うのがしんどくなるのです。
中には、暴言を吐かれたり、理不尽な説教をしてくる人も。
これまでの人生では、関わってこなかったような方々でもあるため、仕事をすすめる上で、しんどいと感じる人が多いです。
夏は暑いし冬は寒い
日本の夏は、年々暑くなっていて、地獄的です。
冬も寒くて、働く環境そのものがストレスに感じることも。
雨の中で働く日などは、空の暗さが影響するせいか、ゆううつな気分になる人もいます。
施工管理として働いていく以上、季節の移り変わりを楽しめるどころか、憎むようになるのです。
責任が重すぎてしんどい
施工管理の仕事は、現場の一番の責任者であるため、仕事が思うようにいかないときのストレスが大きすぎます。
職人さんの性格や適正を考えながら、納期のプレッシャーの中で、適切な判断を続けていく必要があります。
トラブルの対処に追われ始めると、一日中仕事をしても時間が足りなくなり、心がまったく休まりません。
天候の変化で工程がすすまないのがつらい
しっかり工事計画をたてても、天候の変化で工程が変わるのがしんどいと感じる人がいます。
計画通りに物事が進めるのが難しく、プライベートの予定がたてられません。
工期が迫っているのであれば、雨や雪が降っていても、危険を承知の上ですすめていかなければなりません。
必然的に、労働時間も長くなっていきます。
メリハリつけた働き方が難しい点で、『しんどい』・『きつい』と感じる人がいるのです。
田舎で遊ぶところがなくてしんどい
施工管理として働く人は、仕事が忙しいため、会社と家の往復でほとんどの時間を過ごします。
その上、仕事の現場が田舎の場合だと、たまにある休みの日でも、思うようにリフレッシュできません。
遊びたくても出かける気力がなくて、近場のいつもと同じスポットで時間をつぶすことになります。
生活にメリハリをつけたい人は、地方の田舎の現場が担当になると、しんどいと感じてしまうのです。
仕事のストレスに対処する方法
施工管理の仕事をしていて、きつい・しんどいと感じる日々の中では、どのようにストレスと向き合えばよいのでしょうか。
例えば、プライベートの時間は、できる限り少しの時間でもよいので、『外に出る』ことです。
また、不満を感じる点があれば、グッとこらえるのでなく声に出していくことも大事です。
以下から、ストレスに対処する具体的な方法を解説していきます。
休日はできるだけ外へ出る
仕事で疲れ果てていても、たまにある休みは、外に出る時間を持つと良いです。
なぜなら、家に閉じこもったままだと、文字通り会社と家の往復だけになり、ストレスが発散できないためです。
テレビを見たり、ネットを見たりすることでストレスを解消しようとする人もいるかもしれません。
ですが、家に閉じこもって現実逃避するように画面の前に座っていても、仕事へのストレスはたまったままです。
環境を少しだけでも変えることが、何よりも重要でして、ストレス軽減のベストな選択なのです。
仕事で成果を出す
仕事でストレスを引きずりやすい人は、いっそのこと真剣に取り組んでみると、ストレスを抑えられることがあります。
なぜなら、嫌々取り組むことで、余計にストレスが増大するリスクがあるためです。
例えば、仕事で成果を出すことができると、裁量権が広がり仕事が楽しくなることも十分ありえます。
どうせしんどいのであれば、逆に真剣になってみることで、突破口が開けることもあるのです。
不満は声に出す
仕事面において、ストレスを感じる点は、声に出していく姿勢を持つと良いです。
ただでさえ施工管理は、肉体的・精神的に厳しい仕事であるため、不満をためこんでしまっていては、いつかパンクしてしまいます。
実際に施工管理として長く活躍している人は、不満を上手に周囲に伝えている人が多いです。
『こうやったらもっとうまくいく』といった考えがあるのであれば、我慢するのではなく、声に出してく選択を取れると良いです。
施工管理で働くみんなのストレス対処法
ストレスと上手に向き合うのは、仕事ができる人の条件のひとつです。
施工管理として働くみんなは、実際にどのようにストレスを解消しているのでしょうか。
以下から、2人の方のストレス対処法をお伝えしていきます。
大手ゼネコンで働くKさん|休日はひたすらドライブ
私は大手ゼネコンで働いていますが、上司のパワハラ体質に悩まされています。
私自身は被害を受けていないのですが、同僚が胸ぐらをつかまれたり、暴言を吐かれたりしています。
緊張感の中で働いていると、疲れがものすごくたまり、エネルギーがなくなっていきます。
なので、休みの日は基本的に家で過ごしていました。
ですが、中々リフレッシュすることができず、仕事の悩みが頭から離れません。
そこで、発想を変えて、休日は無心でひたすらドライブすることで、気を紛らわせています。
意外とストレス解消につながるように感じます。
みなさんにお伝えしたいのは、家で閉じこもっていてはリフレッシュできないため、少しでも良いので会社と家以外の場所へ出かけることです。
地方の中規模のゼネコンで働くAさん|友人と会ってひたすら愚痴る
私は人口10万人程度の都市のゼネコンで働いてます。
仕事でしんどいと感じる瞬間は、もっと良いやり方があるのに、古い体制を引きずって効率の良さを追求できない点です。
また、職人さんの一部からよく分からない理由で嫌われており、良好な人間関係を築けていない点がきついと感じています。
働き始めたはじめは、ストレスを大量の飲酒でごまかし、翌日に悪影響がでる悪循環にはまっていました。
そこで、リフレッシュする方法を変えることに決めました。
職場への不満を口に出せない点は、友人と会うことで解消できます。
サラリーマンで働く以上は、誰でも愚痴を持っているので、ただひたすら会社への不満を垂れ流すような飲み会をやっても良いと思います。
友人の愚痴を聞くことで、まだ自分の方がましだとも思えるかもしれませんし。
とにかく人と会って、会社で溜め込んだ不満を声に出すことが、ストレス解消法で最も効果的だと感じます。
ストレスに対処できない場合は?
たまにある休みは、身体が疲れ切っていて、まったく外に出る気力がわかない人がいます。
また、大きな不満があっても、職場での雰囲気の中では、なかなか声に出していけない人も。
ストレスがたまる一方で、仕事がよりしんどく感じるようになってしまいます。
『しんどい』・『きつい』と感じる日々がずっと続きそうで、将来が不安な人は、新しい職場を探すのもひとつの選択です。