■現場監督として働いているけれど、仕事にストレスを抱えすぎていて、心や身体が心配な人向けです。
建設業界の中でも、現場監督(施工管理)の仕事は、もっとも厳しいものがあります。
朝は早く、夜は現場から戻って深夜まで事務作業。
仕事量をコントロールできずに、プライベートの時間を大幅に犠牲にすることが求められます。
また、たくさんの人と協力して仕事を推し進めていくため、中間管理職のような人間関係のストレスに悩むことにも。
さらに、厳しすぎる環境に耐えかねて若者が次々と辞めていくため、業界の未来に希望を持てない苦しみもあります。
その結果、責任感が強い監督は、メンタルを病んでしまう人が多いです。
そこで本記事では、現場監督がうつ病になる理由から、心身に不調が出たときの対処法まで解説していきます。
現場監督(施工管理)がうつ病になる3つの理由
現場監督を悩み苦しめる要素は、数え切れないほどあります。
その中でも、特にストレスを感じる3つの理由について、お伝えしていきます。
仕事量をコントロールできない
現場監督の人の悩みは、仕事量を自分でコントロールできないことです。
天候の変化や予期しないトラブル対応に追われ、プライベートの予定を計画できません。
予定をしっかり立てても、急な休日出勤があり、人生が会社に支配されている感覚におちいります。
その結果、メリハリをつけて仕事をすることができず、ダラダラと生産的でない働き方をするのが根付いてしまっています。
工事という仕事に携わる以上、ある程度は仕方がないことではあります。
しかし、仕事に慣れて未来の姿をリアルに想像できる余裕が出てくると、心境が変わります。
冷静に考えると、明るい材料が一つも見当たらないため、現実とのギャップに苦しみうつ病になる人がいます。
人間関係の悩みが尽きない
工事は大勢の人と調整業務を続け、職人に対して言いたくないことも言わなければいけない場面が出てきます。
現場監督は、場合によっては職人から罵声を浴び、理不尽な思いをし続けることになります。
どの職場でも人間関係のトラブルはありますが、現場監督は多くの利害関係者の中間に位置するため、仕事上で板挟みになりやすいです。
客、上司、職人のあいだで板挟みになり、色んな方向からストレスをぶつけられ続けることで、心労で倒れてしまう人もいます。
若い人が次々と辞めて希望が持てない
建設業界に足を踏み入れる若者は、多かれ少なかれ希望を持って入社します。
しかし、業界特有の縦社会や長時間労働に嫌気がさし、次々と有望な若手が辞めていくのが現実です。
仕事が充実していそうな人でも、お酒が入ると辞めたいことを打ち明けたり、会社に大きな不満を持っていたりすることが分かります。
とはいえ、現場の空気を若手が変えていくためには、業界の慣習が異質すぎて不可能だとすぐに分かります。
未来に希望がないと理解しつつ、目の前の仕事をこなしていく矛盾に耐えられず、メンタルを病んでしまう人が多いといえます。
限界を感じたときの対処法
理不尽な仕事で我慢を続けて、心や身体に限界を感じてきたら、どのように対処すればよいのでしょうか。
状況によって取れる手段は異なってきますが、いくつかの具体的な対処法をお伝えしていきます。
心労がたまっていることを周囲に伝える
現場監督としての仕事に限界を感じ始めたら、すぐに周囲にSOS発信をして、誰かに相談すべきです。
なぜなら、一度メンタルを病んでしまうと、まともな思考ができずに負の連鎖に入り込んでしまうためです。
真剣に監督としての仕事をまっとうしている人であれば、誰でも深く悩みメンタルが不調になった経験があります。
そのため、つらいことを正直に伝えると、思ったよりも話を聞いてもらえます。
うつになってしまったら、以前のように働けなくなるため、あなたが周囲に迷惑をかけてしまうことになるリスクがあります。
異変を感じたら、SOS発信できるのも仕事ができる人の特徴なのです。
辞めたくても辞めれないなら退職代行を使う
現場監督として働いている方の中には、自力で会社を辞めることが難しくて悩んでいる方がたくさんいます。
例えば、ブラック労働を強要する上司に、面と向かって直接退職を切り出すことが難しく感じる人がいます。
また、辞めることを切り出したら脅しに近いような文句で、説得されて諦めかけている人もいます。
自力で辞めることが難しくて、これ以上働き続けると本気でうつになりそうな方は、迷わず退職代行を使うべきです。
2025年の退職代行サービス10選では、退職代行のくわしい説明から最新の人気ランキングまで掲載しているので、チェックしてみて下さい。

負担が減らないなら職場を変える
周囲に限界であることを訴えても、仕事の負担が減らない状況であれば、職場を変えることを考えた方がよいです。
なぜなら、限界に近い状態で仕事を続けても、ミスが増えていくことで、ストレスが積み重なっていくためです。
残念なことに、どの現場も人手不足な現状があるため、不調を訴えても仕事量が変わらないケースが多いです。
とはいえ、他の人も同じように苦しんでいるといって、我慢し続けるのだけは絶対にやめてください。
我慢するのではなく、ブラックな会社から立ち去ればよいだけです。
ホワイトな施工管理の職を目指すのもアリ
施工管理の仕事が好きで、今のブラックな労働環境が嫌なだけな人は、ホワイトな施工管理職を目指すのもアリです。
全ての施工管理職がブラックなわけではありません。
例えば、マンションやアパートの改修工事を専門とする会社は、週休2日で残業時間も少ないです。
理由はシンプルで、居住環境において仕事を行うため、長時間の作業が公共的に許されないためです。
他には、工期が遅れた場合の損失が少ないため、工期に余裕をもたせやすい面もあります。
下記の記事において、ホワイトな施工管理職について、くわしくご紹介しています。
現場監督から異業種への転職も十分可能
現場監督として忙しく働き続けていると、他業種で働く人との接点がなくなり、異業種への転職が不可能に思えてきます。
ですが、20代から40代であれば、異業種への転職は十分可能です。
理由はシンプルで、コミュニケーション能力があれば、活躍できる業種がたくさんあるためです。
他には、現場監督がキツイことは人事担当者がよく理解していて、退職理由にすぐ納得してくれることも理由のひとつです。