施工管理の体験談 PR

施工管理はすぐ辞めるべき。短期離職した体験談と転職成功例を紹介

施工管理を辞めた人
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『施工管理の仕事がブラック過ぎて限界に近い』

『すぐ辞めても、本当に大丈夫なのか知りたい』

『辞めた後に転職先が見つかるか不安』

『すでに辞めた人の体験談や転職先を聞きたい』

 

施工管理として働き始めた人の中には、会社がブラック過ぎてすぐ辞めたいと考えていても、辞めた後の将来が不安で体調を崩しながらも働き続けてしまう人がいます。

私は大学を卒業して、ゼネコンで施工管理として働き始めましたが、1年目で会社を辞めました。

今現在では、施工管理とは別の職種でメリハリをつけて働けています。

そこで本記事では、施工管理をすぐ辞めても大丈夫な理由から、実際に辞めた人の体験談についてお伝えします。

この記事を読むことで、実際にすぐ辞めても大丈夫な理由がわかり、辛すぎる日々から抜け出す具体的な方法がわかります。

施工管理はすぐ辞めるべき7つの理由

施工管理で働き始めた人で、すぐ辞めたいと感じたきっかけはさまざま。

拘束時間の長さや、建設業界独自の雰囲気になじめなかったと訴える人がいます。

また、一部の不安全な行動をする人のせいで、怪我や事故に巻き込まれるリスクの中で働くのが嫌になった人も。

以下から、『すぐ辞めたい』と感じた代表的な7つの理由について、それぞれくわしく解説していきます。

長時間働くことが良しとされる業界そのものに嫌気

2020東京オリンピック建設現場で若い男性が、長時間労働のストレスから首を吊る痛ましい出来事がありました。

ですが、働き改革が叫ばれている今でも、建設業界にはあまり声が届いていません。

なぜなら建設業界で働く中堅以上の社員は、長時間労働に慣れきっており、ワークホリックの人が多いです。

その結果、業界そのものが嫌になって辞めていく若手が後を絶ちません。

仕事の進め方を決める上司は、長時間労働を良しと考えているため、プライベートの充実とは程遠い働き方が続く将来を悲観して辞めてしまうのです。

辞める人が多く人手不足はより深刻化

日本国内で最も年収が高い『日揮』というプラント系の会社でも、若手の離職率の高さに悩まされています。

最も高待遇な会社でも、若手の4割、5割が辞めるのが当たり前です。

地方のゼネコンであれば、さらに離職率が上がっていきます。

さらに、少子高齢化社会の中で若手の建設業離れが進み、人手不足がより深刻化する厳しい現実があります。

昔と違い現在では、仕事ができるようになっても仕事量が増えていく一方で、いつまでたっても楽にならない現実があります。

残酷な現実にいち早く気づいた賢い人は、短期離職してキャリアを立て直すことを考え始めます。

仕事中に事故に巻き込まれるリスクも

実際に事故を目の当たりにしたり、危険な出来事に遭遇することで、辞めることを決断する人は一定数います。

例えば私のケースでは、足場を組んでいる現場で立ち会いをしていた時に、上からボルトが落ちてきたことです。

落ちたボルトは、ヘルメットに当たり、少しの衝撃で済みました。

しかし、建設業界は常に大きな怪我を負うリスクと隣合わせであることや、安全に対する意識が欠落している人とも働く必要があることを再認識することになったのです。

これからも人手不足による現場の余裕のなさが続くため、いつか必ず事故に巻き込まれると実感して、辞める決断をするきっかけとなりました。

怪我をしたら人生おしまい

人手不足で納期に余裕がない現場では、安全に対する意識が下がるため、事故に合うリスクが高いです。

一度でも、施工管理としての道を志した人は、肉体的にしっかりしている人が多いと思います。

とはいえ、怪我をしてしまったら、元も子もありません。

会社は一時的には責任を取ってくれますが、自分の将来の多くの可能性が閉ざされていくことになります。

自分の命と引き換えに、あえて危険が多く潜む施工管理を無理して続ける意味はないといえます

有能な施工管理は私生活を犠牲にしている

私が施工管理として働き始めて最もショックだったのは、仕事ができて充実してそうな先輩社員でも、内心辞めたがっていることです。

彼らの本音は、お酒の場で明らかになりました。

仕事ができる監督ほど、抱えきれない不安とストレスをためこんでおり、お酒の力を借りることでなんとか仕事を続けているのです。

人手不足の中で仕事の押し付け合いがあり、私生活を犠牲にして仕事に打ち込んでも、ずっとつらい状況が続き、ストレスの増大に歯止めが効かなくなります。

残酷な事実ですが、頑張っても楽になる会社は、とても限られているのです。

天候の変化によって計画的に休みが取れない

施工管理の仕事は、世間の多くの職種とは異なり、休みが週に1回であることが常識的ですね。

なぜなら、工事の進み具合が、天候などコントロールできないものに左右されるため、現場に張り付いている必要があるためです。

もちろん他にも理由があります。

とはいえ、建設業界が忙しいのはこれから先ずっと同じことであり、旅行や友人・家族とゆっくり過ごすことが難しいといえます。

たまに休みを取ったとしても仕事のことが頭から離れなくなり、自宅でゆっくりすることが難しくなって、辞めたいと感じる人が一定数います。

スキルが身につかない

施工管理の仕事は、スペシャリストというよりは、ゼネラリストに近いです。

中間管理職に近い立場でもあり、仕事量が膨大ではありますが、専門的なスキルを身につけることが難しいといえます。

異業種他職種で使えるスキルを身につけることができないため、長く仕事を続けるほど、キャリアチェンジが難しくなります。

仕事がハードな上に、他社でも通用するスキルが身につかないため、本当に何のために働いているのか分からなくなります。

プライベートを犠牲にするのが必須な職業

一人前として施工管理の仕事をするのには、最低でも15年から20年の期間が必要とされれます。

実際のところは、20年くらいではたどり着ける領域ではなく、プライベートを大幅に犠牲にして、人生の全てをかけていくくらいの気構えが必要になります。

そのため、仕事の時間が何よりも充実していると感じれないと、続けていくことはできません。

また現場においては、チームの先頭に立っていろんなことを選んで決断していくため、相当な心の強さも必要になります。

そのため、仕事に情熱が持てない日が続いていて、気持ちが切れそうに感じる瞬間が増えているのであれば、進んでいる方向性を見直すことが大切です。

すぐ辞めても本当に大丈夫?この疑問に答えます

現場監督がつらい人

施工管理として働き始めて、すぐに辞めることになっても、新しい仕事は見つかります。

なぜなら、数ある職業の中でもっともハードな仕事のひとつであるため、短期離職しても責任感がない人材とは判断されにくいためです。

もちろん適切なアピールをする必要があります。

とはいえ、世間と大幅にズレる労働環境の中で、取り組んできたことをそのまま伝えるだけでも面接で印象を残すことができます。

また、実際に辞めることを伝えると、以下のような言葉が投げられることがあります。

 

  • すぐ辞めるのは甘え
  • 3年は辞めないで働くべき
  • 次の仕事選びに苦労するぞ
  • この会社で通用しなかったら、どこ行っても駄目だぞ

 

とはいえ、これらの言葉は、全く根拠がないものばかりか、間違っているものもあります。

身近な例として私は、たいして実績がないまま1年目で施工管理を辞めても、メリハリをつけた働き方ができる会社へ転職できています。

さらに、3年は働くべきという言葉は、スグに社員に辞められると人件費が赤字になって困る会社側が勝手に作り出したウソです。

加えて、『次の仕事選びに苦労するぞ』と脅してくる人も、転職の経験がなかったり他の会社をほとんど知らなかったりするため、スルーしてもまったく問題なしです。

以下から、施工監理をすぐ辞めても大丈夫な理由から、周囲の言葉が必ずしも正しいわけでないケースまでくわしく解説していきます。

すぐ辞めるのは甘えではないから大丈夫

施工管理の仕事の環境は、体育会系で根性論が好きな人がとても多いです。

そのため、周囲からの『すぐ辞めるのは甘え』や『3年は続けるべき』といった言葉のプレッシャーが余計に大きくなります。

とはいえ、他の仕事と比較して数倍キツイのは確かであるため、甘えではないと力強く断言します。

辞めるのを決めてネガティブな言葉が届いても、『辞めちゃ駄目だ』ではなく、『辞めてもいい』と思うようにするのが大事です。

すぐ辞めても転職の面接では不利にならない

ほとんどの仕事は、すぐ辞めてしまったら次の仕事を選ぶときに、苦労することになります。

ただし、施工管理として働くあなたは例外です。

なぜなら会社の人事担当者は、施工監督の仕事のキツさをよく理解しているためです。

そのため、新しい会社の面接を受けるときには、正直に労働環境の悪さを伝えていくとよいです。

もちろん、すぐ辞めてしまう会社を選んでしまったことについては、反省の態度を見せていくことが大事です。

職業選択で間違ったことを反省しつつ、新しいキャリアの道を模索するため、短期離職を決断したことを正直に伝えればオーケーです。

施工管理の仕事に向いて無くても他の仕事はできる

施工管理の働き方は、日本にある数多くの職種の中でも、最もキツイといえます。

そのため、『この会社で通用しなかったら、どこ行っても駄目だぞ』といった言葉は、かなり的が外れています。

そもそも、脅すような言葉を放つ人は、建設業界しか知らない人がほとんどです。

建設業界の世界だけで生きてきた人は、世の中に身体的・精神的に楽な仕事が無数にあることを知らず、せまい視野の中でしか物事を見れていないといえます。

実際に施工管理から転職した人は、新しい職場をぬるま湯のように感じる人が、結構な割合でいます。

すぐ辞めるのが難しいなら退職代行を利用するのもアリ

施工管理として働いている人は、すぐに辞めるのが難しい方が多いです。

なぜなら、常に仕事がたくさん入っており、かつ人手不足でもあるため、辞めることを切り出しにくいためです。

また、せっかく辞めるのを切り出しても、外堀をどんどん埋められていき、辞めることが難しくなってしまう人もます。

とはいえ、ブラック労働で我慢を続けたら、身体を壊してしまいます。

会社は、身体を壊したことについては、何も責任を取ってくれません。

したがって、辞めるのが難しい方は、積極的に退職代行サービスを利用すべきです。

2024年の人気退職代行サービスランキングは、以下の記事で解説していますので、参考にしてください。

【2022年】退職代行サービス人気おすすめ比較ランキング10選
【2024年最新】退職代行サービス人気おすすめ比較ランキング10選 ・『職場がブラックで限界に近い』 ・『直接辞めることを伝えると、強い引き止めに合いそう』 ・『すでに強い引き止めに合...

実際に辞めた人たちの体験談と転職先の実例

施工管理を辞めた人の体験談や、転職の成功例について聞きたい人は多いのではないでしょうか。

実際の転職先は、本当にさまざまでいろんな可能性があるといえます。

そこで、『水処理プラントの施工管理職』・『IT業界のエンジニア』・『不動産業界の営業職』・『改修工事の施工管理職』に転職した3人の方の声をお届けします。

水処理プラントへ転職したN・Kさん

N・Kさん
N・Kさん
ホワイト業種の施工管理に転職して、心に余裕ができました

 

私は、ゼネコンの施工管理から水処理プラントの同じ施工管理職へ転職しました。

まず一番に大きく変わった部分は、就業時間になります。

水処理プラントは、建築の現場と異なり安定稼働が基本であるため、突発的なトラブルが少ないためです。

以前の職場では、朝7時半ごろから出社して帰宅時間が12時を回っており、帰ったら風呂に入って寝るだけという日々が続いていました。

転職後は、17時から18時に仕事が終わるので、そこから子供といる時間や自分の時間というものができて、精神的にもかなり余裕ができるようになりました。

あと、以前は1ヶ月に3日か4日あれば多いほうだった休みが、今では倍に増えました。

プライベートがかなり充実したことにより、心の余裕ができるのが一番の変化です。

また、友人との集まりや遊びが増えたことも、かなり自分にとってはプラスとなりました。

やはり心に余裕ができると仕事にも身が入りますし、人に強くあたってしまうなどの人間関係も改善しました。

施工管理の仕事が好きだけど残業時間を減らしたい人は、水処理プラントの施工管理職がおすすめです。

不動産の営業職に転職したK・Sさん

N・Kさん
N・Kさん
コミュニケーション能力と建築の知識は、不動産会社の営業職で活かせます

 

私は新卒で地元の中規模のゼネコンに就職して、2年目で会社を辞める決断をしました。

なぜなら、辞める人があまりにも多くて、同年代で話の合う人がほとんどいなくなったためです。

残っているのは、昔からの悪い建設業界の慣習をもった人たちばかりで、仕事の時間がとてもきゅうくつになったのです。

また、仕事がとても忙しくて結婚などの将来を考えた出会いもなくなり、将来が閉ざされるような気がして思い切って辞めました。

転職先は、不動産の営業職です。

初対面の人とのコミュニケーションがあまり苦ではないし、建設に関連する知識を活かしたかったためです。

実際に転職してみた感想は、以前より拘束時間が少なくてメリハリをつけて働けているため、良い選択をしたと思いました。

また、前職で培った建築に関連する知識も、時々活かすことができています。

さらに、自分の努力次第で思った以上に稼げるため、以前よりも少ない労働時間でお金を手に入れています。

もしあなたが、幅広い年代の方とのコミュニケーションができており、メリハリをつけてそこそこ稼ぎたいのであれば、不動産の営業職が合っていると強くおすすめできます。

IT業界のエンジニアへ転職したH・Sさん

N・Kさん
N・Kさん
IT業界で、パワハラとは無縁の余裕がある働き方ができています

 

私は、公共事業に関連する施工管理からIT業界へ転職しました。

IT業界の働き方は、リモートワークが最も進んでいて、時間と場所の自由がききます。

施工管理として働いていたときは、とにかく就業時間が長かったので、体調が悪くなったりすることもありました。

ただ、自分が休んでしまうと現場が止まってしまうため、少々体調が悪くても出勤しないといけないリスクがありました。

あとは、現場では職人との人間関係や同じ会社の上司との人間関係もあり、色々言われたりトラブルがあったりとその都度現場の責任者として、責任を問われるケースがでてきていました。

そういったときは会社はかばってくれないので、自分でなんとかしないといけないケースが多く、かなり精神的にも削られる部分は多かったです。

また、会社にはかなり体育会系の上司がいまして、トイレ掃除を強要させられたりすることもありました。

さらに、仕事がすべて終わっているのに、休業日に無理やり出勤させられたりと今で言うパワハラに似た対応をさせられていました。

やりがいのある仕事と言われますが、辛いことや給料や手当に関しても釣り合わないことが多いので、とても大変な職業だと感じます。

転職先のIT業界は、コツコツ勉強することが必要ですが、自分のペースで仕事をすすめていくことができるので、大きなストレスを抱えにくいと思います。

また大きな需要があるため、努力していけば仕事は見つけやすい特徴もあります。

思い切って飛び込んだ仕事でしたが、早期に見切りをつけてすぐに辞める決断をしたのは、今振り返っても素晴らしい判断だと考えています。

未経験からでも学べるプログラミングスクールはたくさんあるので、意外とIT業界には足を踏み入れやすいですよ。

改修工事の会社に転職したY・Sさん

N・Kさん
N・Kさん
マンションの改修工事の施工管理職で、休みが多く取れる働き方ができています

 

私は新卒で大手のゼネコンに就職しました。

仕事にやりがいは感じていたものの、拘束時間が長すぎる上に、工期に余裕がない働き方に、限界を感じつつありました。

そのため、残業が少なくて、工期に余裕があるホワイトな施工管理職を探し続けていました。

この条件で探し続けていたところ、転職エージェントに提案されたのが、マンションなどの『改修工事』を専門とする会社になります。

住環境の周りでの業務になるため、必然的に残業は少ないものとなり、施工管理といっても余裕がある働き方ができます。

長期出張や夜間の仕事はほとんどありません。

また、プラントや商業施設の現場と比較して、工期が遅れることによる金額的な損失が少ないため、工期に余裕がある特徴もあります。

土日が休みで残業が少なくて、年収は5年目の28歳で約490万円です。

施工管理の仕事が好きだけれど、今の会社の労働環境が嫌な人は、粘り強くホワイトな施工管理職を探すべきだと考えます。