『施工管理として働いているけど、ほとんど休めない』
『地獄に感じるほど、環境がブラックで辞めたい』
『なんとしてでも、今の状況から抜け出したい』
施工管理は、日本でもっとも厳しい仕事のひとつで、なかなか休めません。
ですが、辞めたいほどブラックな環境でも抜け出す方法がわからなくて、日々悩んでいる方がいます。
そこで本記事では、施工管理として働くあなたに、休めない・辞めたいと感じる具体的な理由から、ブラックな環境を変える方法までお伝えしていきます。
施工管理がブラック労働と言われる理由は、労働時間が長く、理不尽に感じる場面が多すぎることです。
【地獄】施工管理は休めない!辞めたいほどブラックな点
施工管理の人が休めない、辞めたいと感じる理由には、どんなものがあるでしょうか。
共通するのは、休みの日も仕事の電話がかかってきたり、仕事が忙しく休めないため、プライベートを大幅に犠牲にする点です。
以下から、施工管理の仕事でブラックな点をくわしくお伝えしていきます。
休みの日にも仕事の電話がきて心が休まらない
施工管理は、1人で本当にさまざまな仕事をこなす必要があります。
どちらかというと、何か1つのことに熟練するよりも、マルチタスクな仕事をこなしていくことが求められます。
材料の発注から、工事のスケジュールの見直し、図面チェックなど、やるべきことは無限にあります。
現場の調査や準備を色々とする必要があり、時間を使いすぎてしまうと、事務処理が追いつかず、深夜まで残業するのが当たり前に。
また、代休をとってプライベートな時間を作っても、業者から平気で電話がかかってくるため、心が休まることがありません。
残業代さえでれば一応は納得できる面もあるのですが、大手より小さな規模の会社だと、スズメの涙ほどしか出ません。
時給換算すると、悲惨なことにもなります。
スマホ恐怖症になる人も
施工管理で働く人あるあるですが、携帯の着信音がなるだけで、心臓が止まりそうになる現象があります。
たまにある休日でも、急にトラブルが原因で携帯が鳴り始めることがあるためです。
リラックスして休日を過ごしていても、仕事の電話を受けた日には、プライベートの感覚から一気に引き戻されることになります。
ギリギリの状況で働く施工管理の人の中には、スマホを手放したいと考えている人が一定数いるのです。
計画通りに進めるのが難しく休みにくい
工事の予定は、ほとんどのケースで計画通りになりません。
例えば、建物の外側の工事は、天候が崩れたらできませんし、設計から図面が下りてこなくても遅れることになります。
加えて、業者が工事の予定を守らなかったり、建設許可の申請がなかなか下りないことも要因です。
とはいえ、その度に工程表を作り直しても、工事完了の納期は必ず守る必要があります。
その結果、施工監督の人は、休みがなかなかとれなくて、悲惨な労働環境の中で働くことを求められ続けるのです。
ヤクザのような業者との付き合いがストレス
建設業界は、他の業界では考えられないくらい荒くれ者の割合が多いです。
もちろん、信じられないくらい優しい職人さんもいるのですが、ヤクザのような手に負えない業者もいます。
施工監督の中には、指示ミスで業者に余計な負担をかけてしまったとき、胸ぐらをつかまれたり、殴られたりされた経験がある人もいます。
また、指示していない工事を勝手にやったり、常識ある大人と思えないほど現場を散らかしていく業者もいます。
さらにタチが悪いのは、『不安全行動』で他人を怪我や事故のリスクに巻き込む人です。
とはいえ、良い業者さんは大手企業が囲っているため、ヤクザのような業者との付き合いが続いてくことになるのです。
単純に仕事量が多い
施工管理は、そもそも仕事の性質上、業務量がとても多いです。
ですが、それに加えて人手不足も影響して忙しくなりすぎです。
現場が忙しいときは、朝から夜まで張り付いて、夜からは事務作業が始まります。
限界を感じて休みたいと思っても、ほかに担当者がいないため、休息をとれません。
頑張り続けても、仕事量が増えていく一方な現実に耐えかねて、辞めたいと考えるようになるのです。
施工管理で休めない人がやるべきこと3つ

施工管理として働く人の中には、たまにある休日もほとんどゆっくり休めないと、不満を感じてる人は多いです。
気をつけてほしいのは、知らず知らずのうちにストレスが蓄積して、身体と心を壊してしまうリスクがあることです。
自分の限界を知るのは、とても難しいことなので、頑張りすぎてはいけません。
また残酷な事実ですが、責任感だけで働き続けても、いざというときに会社はあなたを守ってくれません。
そこで、休みがないあなたがやるべき3つのことを、以下からお伝えしていきます。
実力をつけて会社と交渉
日本のサラリーマンは、会社と給与交渉をしませんが、機会があれば希望を伝えてみるとよいです。
どこも人手不足なので、あなたが会社に十分な貢献をしている人材であれば、会社も条件を受け入れる可能性があります。
休みが少なくて職場を変えてしまいたいと思う段階であれば、決断する前に、会社に相談しても損はありません。
希望の条件が認められない場合は、退職する考えを真剣に伝えていくことで、意外と負担が軽くなることがあります。
休みが取れる会社で施工管理として会社働く
施工管理の仕事が好きだけど、休めないことに不満がある人は、別の会社で働く選択もアリです。
休みが取れる会社は、都市圏よりも地方の会社が多い傾向にあります。
地方の方が、全体的に仕事の進め方がゆっくりで、規模が小さい工事を扱っている会社を見つけやすいです。
もちろん、都市部でも休みがしっかり取れる会社もあるため、一度求人を探してみるのもアリです。
施工管理から他職種・異業種に転職する
施工管理の休めない働きが嫌になり、プライベートを充実させたい人は、他の職種への転職の道を考えるべきです。
日本にあるたくさんの仕事の中で、もっともハードな仕事のひとつであるため、職種を変えるだけでプライベートが充実し始めます。
すでに他の職種への転職を考えている人は、実際に転職できるか不安に感じているかもしれません。
現場監督(施工管理)は異業種へ転職できる!5つの成功例を解説!で、施工管理から異業種へ転職した例と、ホワイト企業に転職した体験談をまとめています。