- 『現場監督を辞めて別の業種で働いてみたいけど、本当に転職できるか不安』
- 『実際に現場監督からホワイト企業へ転職した例を聞きたい』
- 『異業種へ転職するときのホワイト企業の見つけ方を知りたい』
現場監督(施工管理)は、日本において最もキツイ仕事のひとつで辞める人が多いですが、辞めた後の転職先に関する情報が少ないです。
そこで本記事では、現場監督の方が未経験の異業種へ転職可能な理由と、みんなの転職成功談もお伝えしていきます。
また、現場監督の方のホワイト企業の見つけ方についてもお伝えします。
この記事を読むことで、転職しようか迷っているあなたの疑問が解消して、未来を変えるための一歩目の行動へ踏み出すことができます。
みんなが現場監督(施工管理)を辞めたいと考えた理由
まずはじめに、現場監督を辞めたいと考える人は、どんなことがきっかけとなっているのでしょうか。
理由は人によってさまざまですが、働く時間の長さや体育会系的な職場の雰囲気に耐えられないことがあるようです。
ほかにも、仕事量がコントロールできなかったり、職人さんや会社の上司との人間関係に悩むことがきっかけにも。
以下から、『現場監督を辞めたい』と強く感じたみんなのきっかけを、それぞれくわしくお伝えしていきます。
仕事量をコントロールできない
現場監督の仕事は、大勢の関係者と調整して、工事を円滑にすすめることでもあります。
また、天候にも左右されるため、自分で仕事量をコントロールすることができず、計画的に休みをとるのが難しいですね。
仕事量をコントロールできないのは、大きなストレスを抱える原因になります。
突発的なトラブルが連続する状態では、身体と精神が見えないうちにボロボロになっていきます。
実際に、現場監督の人は短命です。
活躍している現場監督の方でも、仕事のプレッシャーで血圧に異常値が出たり、ストレスから逃れるために大量の飲酒をすることで、肝臓を壊してしまう人がいます。
仕事量がコントロールできない中で働き続けるのが嫌になり、『辞めたい』と考えるきっかけになるのです。
パワハラ上司に嫌気が差す
建設業界は、他の業界と比較して口調が荒っぽい人が多いです。
中には、暴言に近い言葉を浴びせたり、暴力をふるう上司もいます。
きつい仕事でストレスを抱える中で、休みも少ないため、リフレッシュする時間もありません。
そのため、職場において部下へ怒鳴り散らすことで、発散しているんですね。
業界がブラック過ぎるため、働き方改革の光が届かず、他の業界では信じられないようなパワハラが、いまだに横行している現実があります。
『普通のまともな職場で働きたい』と強く感じて、辞めたいと感じる人がいます。
もっとプライベートの時間を確保したい
現場監督の仕事は、長時間労働になりがちです。
入社前は、ある程度覚悟を決めているのですが、働きはじめて慣れてくると、少しづづプライベートの時間を確保したくなります。
ですが、仕事に慣れてくると仕事の量も増えてきて、ますます自由な時間を確保するのが難しくなることに。
メリハリつけた働き方がしたいと考えて、会社を辞めたいと感じるきっかけになるのです。
板挟みの人間関係に疲れた
現場監督の仕事は、中間管理職に似た面があります。
お客さんと会社との間で、難しい決断を迫られます。
また、職人さんと会社との間においては、両方の顔を立てるために、サンドバックのような立場を引き受けることにも。
我慢を続けるのが嫌になり、会社を辞めたいと強く感じるようになるのです。
現場監督(施工管理)は異業種へ転職できる根拠って?
現場監督を辞めたいと考えているけれど、本当に未経験の異業種へ転職できるか不安な人もいると思います。
また、転職できたとしても、新しい職場で活躍できるか不安な人も。
先に結論を言うと、現場監督としてある程度仕事ができていれば、十分に活躍できる可能性があります。
以下から、現場監督の方が異業種への転職が可能な理由をくわしく解説していきます。
段取り力があるため
仕事で最も基本となるのが、先読みして段取りする力です。
現場監督の仕事に向き合ってきた人は、さまざまなトラブルを経験する中で、段取りする大切さをよく理解しています。
ですが、社会人でもできている人は意外と少ないです。
そのため、新しい職場でも『段取り』を大切にしていけば、未経験の業界であっても実力を出していくのに役立ちます。
中間管理職的な管理能力があるため
現場監督の方は、職人さんと会社の間に立ったり、お客さんと会社との間にたったりして、中間管理職に近い仕事をします。
その中で、円滑な人間関係を構築する方法から、相手を気持ちよくさせるコミュニケーション能力も勝手に鍛えられています。
そのため、新しい業種で働くことになっても、コミュニケーションの面で問題を抱えることは少ないです。
むしろ、対人能力を評価されて、思いもよらない仕事のオファーが来るのも十分考えられます。
トラブルへの対応力があるため
現場監督の仕事は、トラブルに適切に対処しながら、これから先のこともしっかり考えていく必要があります。
知らず知らずの内に、『トラブル対応力』と『先読み能力』が鍛えられているんですね。
そのため、ある程度仕事をこなせていた実感があるのであれば、同世代の社会人と比較して、すでに高いレベルのスキルを持っている可能性があります。
厳しい現場を経験したからこそ、得られたスキルともいえます。
面接でアピールする場合は、具体的なエピソードを交えて、トラブルに対処した経験を伝えると良いですよ。
現場監督の経験があれば他の職場は楽に感じる!
転職の経験がない人にとっては、現場監督から異業種へ変わることに大きな不安があると思います。
誰しも転職は不安を抱えながら決断するものですが、一度決めてすすんでしまえば、恐怖心も小さくなりますよ。
また、現場監督として厳しい現場を経験した人にとっては、他の業界が楽過ぎて天国のようにに感じると思います。
建設業界で働いていると、外の世界から切り離されてしまい、今の働き方が当たり前であると、つい思い込んでしまいます。
ですが、現場監督や施工管理ほどブラックな仕事はないので、安心して新しいスタートを踏してくださいね。
現場監督(施工管理)から異業種転職の5つの成功例
現場監督(施工管理)を辞めたいと考えている人の中には、実際にどんな業種に転職しようか迷っている人がいます。
そこで実際に多い転職のパターンについて、いくつかお伝えしていきます。
もちろん、ご紹介する以外の道もあるため、参考にして下さい。
不動産仲介業・ハウスメーカーの営業職
現場監督として得た建築関連の知識と、コミュニケーション能力をいかして、不動産業界の営業職に転職する人が多いです。
特に、ハウスメーカーの営業職や、不動産賃貸業の職種が多いです。
あなたの努力しだいでは、想像以上に稼いでいくことができます。
例えば、富裕層を相手にした営業職では、サラリーマンの中でトップ3%に入る年収を稼ぐことも。
現場監督とは、大きく異なる仕事になりますが、向いている人は向いているので、ぜひ検討してみて下さい。
メーカーのサービスエンジニア職
メーカーのサービスエンジニアは、メンテナンスや機器の据え付けといった仕事です。
例えば一例ですと、製造用のロボットや医療機器などの専門的な機械の設置が業務になります。
トラブルがあると労働時間は長くなりますが、基本的には仕事量が少ないです。
出張が多い会社では、直行直帰できる仕事も多くて、時間の自由が効きやすい特徴があります。
必要なスキルは特別にありませんが、手先がある程度器用で、機械いじりが好きな人に向いています。
もしあなたが、機械いじりが好きでメリハリつけた働き方をしたいのであれば、『メーカーのサービスエンジニア職』を考えてみてください。
建材メーカーの技術営業
建材メーカーは、建物の鉄筋や断熱材などの資材を扱う会社です。
大きな会社でいうと、LIXILとかTOTOといった名前があがります。
現場監督として、色んな資材の発注業務をしてきた方は、専門知識をいかしていくことができます。
具体的には、建設業界の需要を調べて、建材を提案する仕事になります。
技術職の一面もあり、営業の方と協力しながら、専門的な知識を活かしていけるやりがいのある仕事ですよ。
ディベロッパー
ディベロッパーは、給料が高い上に、そこまで仕事量は多くありません。
現場監督からすると、発注者のお客さんの立場になるため、仕事内容において現場の経験やスキルを役立てることができます。
ですが、ホワイトな会社が多く、新入社員が退職しないので、中途での枠は少ないです。
そのため、比較的新しいディベロッパーの会社を探すことで、高収入のホワイト企業へ入社できる可能性が高まります。
IT業界
IT業界は、建設業界とは真反対で、市場が伸び続けています。
需要があるものの、圧倒的に人材が足りていないので、未経験でも入社しやすいのがポイントです。
スキルアップしていくことで、現場監督のときより収入を上げることができて、市場の波にうまく乗れます。
現場監督の他職種・異業種への転職のすすめ方
現場監督の方が、異業種転職を目指して転職サイトや企業サイトを経由して応募すると、書類選考で落ちやすいことがあります。
理由としては、求人を募集している企業の中には、転職サイトからの応募者を、企業名や学歴でフィルターをかけていることがあるためです。
転職サイトから応募するだけだと、自動的に落とされててしまうリスクがあります。
そのため、転職エージェントを並行して利用し、転職エージェントに推薦してもらうことで、書類選考の通過率を高めるのがおすすめの方法になります。
2024年最新の人気転職サイトランキングは、こちらの記事でまとめているので、ご確認下さい。