- 施工管理(現場監督)として働いているけど、ずっと働きたい仕事ではない
- 間違って仕事を選んでしまった
- 転職先としてIT業界を考えているけど、畑違い過ぎて決断できない
施工管理(現場監督)の仕事は、やりがいを感じることがある一方で、身体的・精神的に大きな負荷がかかります。
一時的な負荷であれば良いのですが、建設業界の構造上の問題で、働き続けても楽になる可能性は低いです。
このため、業界としての成長性がない建設業界から、市場が伸び続けているIT業界へ転職していく人が後をたちません。
全くの畑違いの分野ですが、IT業界の需要が大きすぎるため、未経験の施工管理の方にも扉が開いています。
そこで本記事では、施工管理を辞めてIT業界へ転職するきっかけとなる理由から、IT業界の魅力ポイント・転職成功談までお伝えしていきます。
この記事を読むことで、現時点での悩みを明確にすることができて、IT業界へ転職するためのスタート地点に立つことが可能となります。
施工管理を辞めたい4つの理由(IT業界への転職を考えるきっかけ)
施工管理を辞めて、IT業界へ転職を考えるきっかけとしては、どんな出来事があるのでしょうか。
実際に施工管理からIT業界へ転職した方は、主に次の4つの理由をピックアップしました。
- 長時間労働とサービス残業の強要
- 市場が伸びていない
- パワハラ・モラハラ体質の古い業界
- 身体がキツイし、汚くなるし、危険
上記4つの理由について、深堀りしていきます。
長時間労働とサービス残業の強要
施工管理(現場監督)の代名詞ともいえるのが、長時間労働とサービス残業です。
現場の最高責任者である以上は、誰よりも長い時間現場に張り付いている必要がありますし、プロジェクトの全責任を問われます。
したがって、長時間労働とサービス残業は避けることができず、人生のほとんどを仕事に捧げることが強要されます。
仕事にやりがいを感じている方でも、家族との時間を作るためや、身体を壊すことを避けるために、IT業界へ転職する人が後を絶ちません。
市場が大きく伸びていない
建設業界は、2021年のオリンピック以降、伸び悩むことが予想されています。
大規模な都市開発や、老朽化に伴う修繕工事など、低迷する要素はありませんが、大きく伸びる要素はありません。
一方で、IT業界は、今もっとも伸びている業界です。
伸びていない業界に身をおいていても、下りのエスカレーターに乗っているため、頑張り続けて現状維持がやっとになります。
ジリ貧の業界で働くよりは、伸びている市場でキャリアを築いていきたいと考えて、施工管理からIT業界へ転職を決める人がいるのです。
パワハラ・モラハラ体質
建設業界の体質は、いろんな業界を比較してみても、まだパワハラ・モラハラが色濃く残る古い業界といえます。
コンプライアンスが行き届いていない現場になると、暴力や暴言が当たり前のように飛び交っています。
転職を決断したのは、目の前で人が殴られているのを見て目が覚めたことが、きっかけの方もいらっしゃいます。
暴力や暴言の恐怖におびえることがなく、まともな環境で働いていきたいと感じて、転職に踏み切る方がたくさんいるのです。
身体がキツイし、汚くなるし、危険な目に合う(3K)
建設業界といえば、3Kですね。
身体や精神面でキツイし、汚くなるし、事故や怪我に巻き込まれるリスクがあります。
施工管理として働き始めた人の多くは、3Kを覚悟していたと思いますが、想像以上のキツさに疲れ切っていると思います。
ずっと現役で働きたいと考える人は、かなり少ないでしょう。
手を汚さない上に、身体的なキツさがないデスクワークの仕事を希望して、IT業界への転職を決めた人もいるのです。
施工管理(現場監督)からIT転職の魅力ポイント
施工管理(現場監督)からIT転職には、どんな魅力ポイントがあるのでしょうか。
IT業界には、たくさんの魅力があるので、順番にご紹介します。
市場が伸びている・お金が流れている
IT業界は、今後も伸び続ける業界なので、収入を上げやすいといえます。
建設業界の下りのエスカレーターとは異なり、IT業界は上りのエスカレーターであるため、身を置いているだけで、大きなチャンスをつかめます。
仕事はたくさんありますし、成果を出し続ければ、周囲から大事にもされます。
伸びている業界なので、身を置いておくだけで貴重な経験を積めるのが、最大の魅力といえるでしょう。
スキルアップすれば高収入
IT業界で働く人の収入は、人によって大きな差があります。
エンジニアとしてのスキルが高ければ、それだけ収入を上げやすいです。
仮に給料が上がらない会社にいても、スキルさえあれば、別の高待遇の企業へ転職しやすいのも魅力ですね。
コツコツ努力していき、自分をレベルアップさせることにやりがいを感じる方であれば、IT業界が魅力的に感じるはずです。
効率的な働き方を重視
IT業界の働き方は、一言でいってしまうと、効率性と結果を重んじます。
建設業の根性論や、体育会系の雰囲気とは、真逆です。
もちろん、根性論や体育会系の雰囲気のIT企業もありますが、ごく一部といえるでしょう。
無駄な仕事をいたずらに増やす上に、長時間労働を前提とした建設業の働き方とは、全く異なります。
仕事の効率重視で、結果にコミットしていきたい方には、IT業界がとても魅力的に感じるはずです。
デスクワークで身体が疲れない
デスクワークとなることで、身体的なキツさを感じることは、圧倒的に減ります。
長時間のデスクワークで腰を痛めてしまう人もいますが、ほとんどは運動不足が原因です。
適切に休憩をとって、運動の習慣を保つようにすれば、身体的な疲れを感じることはなくなります。
仕事の時間で身体が疲れ切ってしまい、余暇時間に何もやる気がおきない方にとっては、デスクワークを基本とするIT業界の働き方が魅力的に感じるはずです。
施工管理を辞めても大丈夫という事実に気づくことが大切
ここまで読み進めてきた方の中には、次の疑問をもつ方がいらっしゃるのではないでしょうか。
- IT業界で活躍できるか不安・・・
- 施工管理の仕事しか知らないから、他の職場に適応できるか心配・・・
ですが、迷っている時間は、あまり残されていないかもしれません。
迷っているうちに、転職適齢期を過ぎてしまったら、IT業界へ転職するチャンスを逃すことになります。
そもそも、施工管理の過酷な現場を経験したあなたであれば、食らいついていくことができますし、ぬるま湯にも感じるはずですよ。
未経験への仕事のチャレンジは、早ければ早いほど、良い条件で転職が可能になるので、スグに決断すべきでしょう。
施工管理(現場監督)から異業種転職。おすすめの転職サイト11選では、転職サイトの選び方から人気ランキングまでまとめていますので、ぜひ参考にして下さい。
施工管理(現場監督)からIT業界へ転職した体験談
ここでは、施工管理(現場監督)からIT業界へ転職した人の体験談をお伝えします。
縮小化する業界の構造や、コンプライアンス違反、長時間労働の建設業界を脱出して、IT業界へ転職した方を取り上げています。
A・Kさん~大手ゼネコン勤務28歳
新卒でゼネコンに就職しましたが、入社前後のギャップが大きすぎました。
特に不安に感じたのは、先輩が皆つらそうな表情をしている点です。
業界が縮小している上に、ブラックな労働環境であるため、人手不足が深刻化。
目の前の現実を直視すると、働いても将来的に楽にならないばかりか、頑張るほど厳しくなることに気づきました。
転職活動における業界の選び方としては、「伸びている業界」を軸に定め、IT業界へ転職しました。
スキルはゼロの状態でしたが、未経験OKのIT転職をして、現在では難しい仕事も依頼されるようになりました。
全く畑違いの転職なので、最初はとても不安でしたが、思い切って決断して本当に良かったと感じています。
Y・Kさん~地方ゼネコンの施工管理・23歳
地方で施工管理として働いていましたが、会社がコンプライアンス違反していました。
目の前で人が殴られるのを見たことがありますし、「バカ・アホ」などの低レベルな暴言も当たり前のように飛び交っていました。
こんな場所にいたら頭がおかしくなると思い、こっそりと転職活動を始めることに。
まともな労働環境で、腰を据えて働きたいと思い、転職エージェントから提案があったIT業界へ転職しました。
最初は、当然未経験ですのでスキル不足を実感しましたが、会社の研修体制が整っていたので、着実にレベルアップしていくことに。
今では、会社内での職位も上がり、身も心も健康で意欲的に仕事に取り組めています。
Y・Kさん~公共事業系の施工管理 32歳
私の建設業の職場は、長時間労働が常態化しており、サービス残業の嵐でした。
どこも同じような感じかもしれませんが、休日がほとんどなくて、疲れがたまり常にイライラしている日常。
家族や友人にも八つ当たりしてしまい、最悪な日々を過ごしていました。
このまま続けていても、いつか必ず限界がくると予感して、とりあえず辞めることに。
そして、長時間労働やサービス残業がないIT業界の会社を厳選して、面接を受けて、5社目に内定をもらいました。
現在はその会社で働いているのですが、自分で働く時間をある程度決めることができて、自由度が高いので、かなりストレスフリーです。
時間の自由が効く上に、無駄な付き合い残業もないため、本当にIT業界に目をつけて良かったと思います。
未経験からのIT転職にサイト
IT業界の職種や仕事は、本当にさまざまで、求人もとても多いです。
なので、未経験でも安心してチャレンジしやすい特徴があります。
とはいえ、向いているかどうかは、ITに関して学んでみるのが手っ取り早いです。
書籍での独学が難しいと感じる方は、自宅で現役エンジニアから学べるテックアカデミー
でIT技術を学ぶのが賢い選択の一つです。
施工管理から未経験のIT転職は、年齢が若いほどチャンスが広がっているため、すぐ行動に移すことが大切になります。
今から行動を始めて、自ら未来を切り開いていきましょう。
【エンジニア転職保証もあり】
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