・『新しく建設業界で働き始めたけれど、想像以上に仕事がキツい…』
・『働き方がおかしい。。なんだこれ、すぐにでも会社を辞めたい』
建設業界は、最もハードな仕事の一つであり、ブラックな労働環境でもあるため、入社前後のギャップが大きくなりやすい問題があります。
実際に、職人や現場監督として建設業に入社しても、会社におかしい点を強く感じすぎて、すぐに辞める人が後をたちません。
そこで本記事では、建設業の新人がすぐ辞める会社の8つの特徴から、辞めたいと思ったときの適切な対処法をお伝えしてきます。
この記事を読むことで、理不尽でブラックな職場への不満が明確になり、実際に行動に移すための具体的な方法がわかります。
建設業の新人がすぐ辞める会社の8つの特徴!会社のココがおかしい!
職人や現場監督として、せっかく建設業界で働き始めたけれど、すぐにでも辞めたくなる会社の特徴はたくさんあります。
その中でも代表的な8つの特徴は、次のとおりです。
- なじみにくい労働環境
- 人材育成をしない会社
- 汚い現場での作業
- 職場に暴言と暴力がある
- 休みがかなり少ない
- 理不尽なほどの長い労働時間
- 怪我や事故に巻き込まれるリスク
- 労働時間のわりに給料が安い
他にも理由はさまさまですが、おかしいと強く感じる会社の特徴を厳選しました。
以下から、それぞれの特徴について、くわしくお伝えしてきます。
なじみにくい雰囲気・社風の会社
建設業界は、働き始めて、職場の雰囲気になじみにくいと感じる方が多いです。
なぜなら、建設業の現場は、他の業界と比較すると、かなり体育会系的な労働環境であるためです。
性格が体育会系の方であれば問題ありませんが、多くの人にとっては、なじみにくいと感じやすいといえます。
特に、職人どうしの暴言や暴力がある会社では、特に「なじみにくい」と感じる方が多くて、すぐに会社を辞めたくなってしまいます。
そんな雰囲気を作り上げているのは、会社としては失格といえるでしょう。
人材育成をしない会社
建設業の会社の中には、新人を使い捨てして、ブラック労働を強いるケースがあります。
なぜなら、無能な経営者の中には、社員にはいくらでも変わりがいて、辞めたらまた採用すれば良いと気楽に考えている人間が存在するためです。
こんな思考を持つ経営者や上司のもとでは、絶対に働きたくないと感じて、すぐに辞める人がいても不思議ではありません。
『どうせすぐに辞めるから』といったスタンスで、新人をこき使い、ますますブラックな業界に変化する悪循環が存在しています。
汚い現場での作業が多い会社
建設業界の職人や現場監督として働き始めて、汚い現場での仕事が嫌になり、すぐ辞めたくなる人がいます。
なぜなら、建設業以外の仕事で働いていれば、汚い現場で汚れずに仕事ができるためです。
夏場は、現場によると臭いもひどくなり、かなり嫌気がさしてしまいます。
ずっと汚い現場で働き続ける未来を想像して、そんな未来が嫌だと感じ始めることで、会社をすぐに辞めたくなります。
暴言・暴力がある会社
建設業界の体質は、一言でいうと『体育会系』です。
体育会系であっても、暴言や暴力がなくて、規律を重視するために体育会系な雰囲気の会社があります。
一方で、ブラックな建設業の会社は、社内の上下関係のもとずいて、理不尽なまでの暴言が浴びせられることがあります。
ひどい会社になると、職人どうしの中で殴る蹴るの暴力が日常茶飯事で、コンプライアンスの欠片もありません。
暴言と暴力に支配された職場で働き続けと、頭がおかしくなってしまうと感じて、すぐに辞める人が後をたたないのです。
週休1日以下で休みが少ない会社
建設業は週休1日であることがほとんどです。
天候の変化や必要な資材が揃わないなどの理由で、休暇を計画的に取ることが難しかったりもします。
悪質な会社や忙しい現場では、週に1日も休みがないことがあり、入社後に求人票に真っ赤なウソが書かれていたと気づくことがあります。
会社を信用して入社したのに、入ってすぐに裏切られたと気づいて、一気に仕事へのやる気がなくなることにつながります。
休みが少ないので、たまにある休日も外出する気がおきなくなり、職場と住居との往復で終わる生活に限界を感じて、すぐに辞めたいと感じるのです。
理不尽なほどの長時間労働の会社
建設業の働き方は昔から長時間労働で、働き方改革の風潮がある現代でも、その悪習は変化していません。
仕事中心の生活で、プライベートとメリハリをつけて働けるような雰囲気ではないです。
さらに、長時間労働を前提とする風潮のせいで、若手の離職率が高くなりすぎて、人手不足な現状も拍車をかけています。
働いて職位を上げていっても、建設業に入ってくる人が少なくなる一方なので、いつまでたっても楽になりません。
休みをしっかり取ることの重要性を把握していない人があまりにも多くて、このまま働き続けても楽にはならないと感じて、すぐに会社を辞める人が後をたたないのです。
怪我や事故に巻き込まれるリスクがある会社
建設業の現場は、常に大怪我や事故のリスクを抱えながらの仕事になります。
人手不足で工期に余裕がなくなり、工事現場の安全性が十分に担保されない状況で、工事がすすむこともあります。
また、自分が安全な行動を心がけていても、一部の不安全な行動をする人物によって事故に巻き込まれる可能性があります。
職人があまりにも不足しているので、『こんな人が現場にいても大丈夫か?』といった不安を抱えながら作業する場面も出てきます。
健康で幸せな人生を過ごために働いているのに、仕事で怪我をしてしまったら、元も子もありません。
安全な職場で普通に働いていきたいと感じて、会社がおかしいと感じて、建設業をすぐに辞めたいと考え始めるのです。
労働時間のわりに給料が安い会社
国内の建設業界の規模は、縮小傾向にあります。
そのため、仕事は一定数あるものの、基本的に給料が低水準となります。
また、力があれば務まる仕事でもあるため、他の人材とのスキルの差別がしにくいことも年収が低い原因です。
加えて、100時間を超える残業があったとしても、残業代がつくのに上限があり、時給に換算するとすずめの涙程度になることもしばしばです。
通勤時間や現場間の移動時間も含めると、時給が500円以下になることもザラです。
冷静になって稼げる金額を計算することで、あまりにもバカバカしくなり、すぐに辞める決断をする人が多いのです。
建設業界をすぐに辞めたいときの対処法は?
建設業をすぐに辞めたいと思っても、状況によって適切な対処法は異なります。
適切な対処法を大きく分けると、次の3つになります。
- すぐに退職する
- しばらくは様子を見る
- 転職活動を始める
上記の対処法について、それぞれくわしく解説していきますので、あなたがどの対処法をとればよいのか確認してみて下さい。
ブラックな会社はすぐに退職する
職場がブラックで、肉体的・精神的に限界に近い、もしくは限界を超えていると感じていれば、すぐに退職するべきです。
具体的な症状としては、次のケースに当てはまる場合は、すぐに退職する選択肢をとるべきです。
- 自然と涙があふれてくる
- 不眠の状態が続いている
- 消えてしまいたいと思う瞬間がある
- 以前は楽しめていたことが、楽しいと感じなくなった。
- 気分・体調が悪い状態が続いている
上記の症状が続く場合は、すぐにでも退職するべきです。
理由はシンプルで、『うつ症状』一歩手前、もしくはすでに『うつ』であるためです。
うつの状態のまま我慢して働き続けると、元の万全な状態に戻るのに、長期間要するケースもでてきます。
もし会社に対して退職願を出しづらかったり、辞めたくても辞めれない状況であれば、『退職代行』を使うのも賢い選択です。
2024年最新の人気退職代行ランキングは、以下の記事でくわしく解説していますので、すぐに参考にしてみて下さい。
しばらくは様子を見る
すぐに辞めたいとは感じているものの、身体や精神に特別な問題を感じていない状態であれば、しばらく様子を見るべきです。
会社によっては、人手不足ゆえに研修の体制が整ってなくて、一時的にブラックな労働環境の可能性があります。
入社した直後が一番きつかったと話す人はとても多いので、時間をかけて職場の状況を冷静に分析できたらベストです。
退職して転職する決断は、半年から一年くらいたっても絶望的な見通ししか立たないと判断したら、行っていくのが良いでしょう。
働きながら転職活動を始める
今の職場の労働環境がある程度分析できて、時間に少しでも余裕があるのであれば、働きながらの転職活動が最も賢い選択です。
理由はシンプルで、在職中の転職活動のほうが、気持ちに余裕が出やすいためです。
無職になってから転職活動を始めるのと、在職中に転職サイトへ登録して活動を始めるのでは、転職成功率が異なってきます。
もちろん、退職してから転職活動しても大丈夫ですが、気持ちに余裕がなくなることで焦ってまた変な会社に入社してしまうリスクがあります。
今スグに転職活動をはじめて、転職が決まりそうになったら、退職する手順を踏むのが、最も賢い選択といえます。
2024年の転職サイト人気ランキングは、こちらの記事でまとめています。
建設業界のブラックな現場はすぐに去るべき【あなたは何も悪くない】
せっかく建設業として働きはじめたので、すぐに辞めることを考えても、何かもったいないような気がして、我慢して働き続けてしまう人がいます。
ですが、求人票や面接において、ブラックな労働環境を包み隠して、大切なあなたのキャリア形成の機会を奪ったのは、会社側に全責任があります。
お人好しの人は、ブラックな会社であっても、すぐに辞めると申し訳ないと思う人もいます。
ですが、あなたは何も悪いことはしていなくて、申し訳ないと感じる必要もありません。
悪いのは、あなたを苦しめている建設会社です。
世の中には、本当にいろいろな仕事があり、今よりずっと労働条件が良い業種・職種があります。
なので、すぐに辞めることに抵抗を感じる必要は全くなくて、新しいキャリアの道を選択するのを全力で応援します。